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勝浦の魅力はたくさんあれど・・・

7月1日に開校した「勝浦元気で繁盛大学(KAP)」は、
10月に市に対して提案をするべく、
その企画作業に入っています。

具体的にはメンバーが、
それぞれやりたいことを軸に5,6人単位でグループに分かれ、
どんなプロジェクトをするべきか、
それを追いこんで行くのに必要な情報整理、
言い換えれば”武器”を見つけようとしているところです。

ベースにしているのは、「SWOT分析」です。

SWOTとは、
S=強み(Strengths)、W=弱み (Weaknesses)、
O=機会 (Opportunities)、T=脅威 (Threats)の略で、
戦略立案のための現状把握と評価に欠かせない分析手法です。

その中のS、つまり「強み」について、
おとといと昨日の分科会では、かなりの意見が出ました。

「強み」というのは、平たく言えば「いいところ」です。

・カツオ(なんといってもカツオで水揚げで有名)
・タンタンメン(超人気B級グルメ)
・サーフィン(プロが集まる部原海岸)
・朝市(日本3大朝市の一つ)
・なめろうやサンガ焼き
みたいなことは、勝浦に縁のない人でも聞いたことがあると思います。

そのほか、
・メガネ岩
・官軍塚
・宇宙開発
・星空
・海がきれい
・里山/野菜
・水産物
・つるんつるん温泉
・武道大学学園祭
・花火大会
・松の家
・遠岬見神社
・アクアラインで80分
・人情味がある
・元気がある
・ミレーニア/東急リゾート
・大樹
・東灘/腰古井
・イノシシ(ジビエ)
などなど、この辺はあまり知られていないかもしれませんが、
各メンバーから、いろいろな「強み」が、
限りないんじゃないか、と思われるぐらいでてました。

こんなたくさんの「強み」を前に、
しかし我々メンバーはみなさんなんだかすっきりしない。

昨日の我々のメンバーは、勝浦に来て間もなかったり、
週末だけ勝浦ぐらし(私もそう)みたいな「よそ者」が半分、
小さい頃からずっと勝浦で生まれ育った人たちが半分、
といった具合なのですが、
前者の人にしてみると、
「別にそういう名所旧跡やイベントや名産品に引きつけられて来たわけではない」し、
「そういうところに行きたいとは思わない。」
一方で後者の人にしてみると、
「そういう名所旧跡やイベントや名産品が果たしてどこまで域外の人に魅力的なの?」
という懐疑心とともに、
「もっと地元の子どもたちの自信や愛郷心につながる何か」の必要性を強く感じている。

テーブルに並べた「強み」は、
勝浦の活性化の強力な”武器”にはそのままではならないのでは・・・、
そんなことを誰もが感じ持っているようでした。

僕は、両方のピントをピタリと合わせるためには、3つのチカラが必要だと思っています。
一つは「情報編集力」
二つは「情報発信力」
です。

「情報編集力」というのは、その情報をどういう視点でどういう風に魅せるか、であり、
「情報発信力」というのは、そうやって編集した情報をどういう風に魅力的に
どういう手法で対外的に発信していくか、ということです。
そしてその両者に求められるのは、3つ目のチカラ、
届ける相手に「想いを馳せる」、というチカラです。

たとえば昔誰もが経験した(?)ラブレターがそうです。

付き合いたいと思っている大好きな人にラブレターを書いて渡すとき、
自分のいいところをアピールしたいと思いますが、
さすがに自分のことを「ルックスがいい」とか「頭がいい」とは書かないでしょう。
そんなことを書いたらむしろ嫌われる。
相手が「素敵な人」、とおもってくれるようになるためには、
そんなことより相手のことをまず優先的に考える。
病弱な彼女には、身体のことを気遣うだろうし、
部活で優勝を目指している彼には、応援メッセージを贈るだろうし、
受験勉強の真っただ中にいる彼氏・彼女には、
そっと「キットカット」なんかを封入するかもしれない。
(ってダサイか・・・)
これが編集力です。

また、渡し方だって、相手のことを思って考えるでしょう。
体育館の裏に呼び出すのがいいのか、
靴箱に入れるのがいいのか、
手紙を贈るのがいいのか、
借りたノートを返す時に、そっと忍ばせるのがいいのか。
彼・彼女だったら、どの方法が恥ずかしい想いをさせず、
一番すんなり受け入れてくれるだろうかを真剣に考えるでしょう。
これが発信力です。

いずれにも共通するのが、
「相手に想いを馳せる」ということです。

勝浦の場合で言うと、相手とは、
地域外の人にとっては地域内の人で、
地域内の人にとっては地域外の人にほかならず、
それぞれにお年寄りもいれば子どももいる、ファミリーもいる。
されにそれぞれに、趣味や嗜好をもっている。
その奥の奥までもぐりこむような深い洞察が必要です。

そんな「編集力」と「発信力」、「想いを馳せるチカラ」で成功したキャンペーンがあります。

イギリスが”暗いイギリス”というイメージを払しょくする為に行った、
「クール・ブリタニカ」(かっこいいイギリス)というブランディングプロジェクトです。

イギリスの魅力を徹底的に洗い出した後、
鋭い編集力によって、次の6つのコンテクスト(文脈)=強みを作りました。
①HUB UK(ヒスロー空港など世界の十字路)
②クリエーティブ・アイランド(ビートルズやストーンズ、シェークスピアなど)
③ユナイテッド・カラー・オブ・ブリテン(複合国家、民族多様性)
④ビジネス・フォー・オープン(産業国家から起業国家へ)
⑤静かな革命家(保険、法律、大学などの発明)
⑥フェアプレイの国、イギリス(ボランティア精神)

さらにこの6つのコンテクストは、それぞれにふさわしいメディアが注目し、
それそれ興味ある人の心の深くへと伝わっていきました。

たとえばイギリスは食べ物がまずい、といわれていますが、
ジェイミーオリバーというスターシェフが生まれ、
世界的に有名になったのは、このキャンペーンがあったからだといわれています。

ちなみに、このキャンペーンを仕掛けたマークレナードというディレクターは、
「変革は伝達されない限り、変革にならない」
という名言を残しました。


「勝浦元気で繁盛大学(CAP)」は、マーケティング的なフェーズとともに、
クリエーティブなフェーズにもあるような気がします。

ひとつの答えに到達するやり方として、
ラブレターを書くつもりで、という姿勢も面白いかもしれないと思います。


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