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遠野逍遥

花巻の旅では、遠野まで足を伸ばした。
遠野は2回目。
るるぶなどの情報誌を見ると、
遠野の見どころとして「かっぱ淵」や「伝承園」、
「山口の水車」、「デンデラ野」などが挙げられているけど、
これらは「おー、すげー!」といったようなものでは決してない。
それを期待していくと、ほぼ100%裏切られる。

そういう”観光の旅”では、遠野の魅力は見えてこない。

ご存じ「遠野物語」は、
佐々木喜善によって語られた遠野に纏わる民話を、柳田國男が編纂した説話集であるが、
あちこちで語り継がれている300近い説話に思いを馳せ、
その”想像の舞台となった場所”として全体の空気感を楽しむように逍遥しないと、
ここはわからないのである。

わからないひとにはつまらない。
でも、わかるひとにはこんなにビンビン感じられる場所はない。
それが遠野の旅。

僕は「おしらさま」と「デンデラ野」にぞくぞくするぐらいそそられる。
村の掟とその掟の境界で起こる、時には恐ろしく物悲しい出来事などは、
その感動が澱になったように深く心の奥に沈殿する。
その沈殿物を掬しながら、
草木の摺れる音や虫の音に耳を傾け、
風のざわめきを肌で受け止めながら歩くと、
目の前にひょいと女の子やおばあさんが立っていそうな瞬間がある。

前回来た時は、4月の頭、桜が咲く直前だった。
そして今回は夏の終わり。
どちらも生命がみなぎる時であるが、
晩秋、もしくは冬、孤影悄然たる時にこそ徘徊してみたい。
もっとたくさんの遠野のかそけき魅力が、心の扉をノックしてくるにちがいない。

もう一度来よう・・・。

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