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庭の微気象

僕のリトリートハウスは、住所は勝浦市なのですが、
海から山の方に7,8分クルマで登ったところにあります。
まわりを田んぼと山に囲まれた、里山のど真ん中にあります。
ここまでくると、同じ勝浦でも海沿いと天気が異なることが、
しょっちゅうあります。

自慢ではないのですが、夏は涼しくてエアコン入らず。
じっとりとした湿気のある風ではなく、
からっと気持ちいい風が吹きます。

もちろんその逆もあって、
海風が山を登ってこちらに向かって吹いてくる時などは、
ここらへんで雲が多くなり、
海は晴れているのに、ここは雨、なんてこともあります。

今日の勝浦も、海とこことでは、天気が違っていました。
こちらは今にも雨が降りそうなどんよりとした曇りでしたが、
海沿いは時折太陽が照りつける、
まだ夏は終わってないぞ!といった天気で、
思わずクルマのエアコンをMAXにした次第です。

天気予報で、関東地方の天気は、とか
千葉県の天気は、といった報道をされますが、
かなり当てになりません。
ここ勝浦は関東というより伊豆の天気に似ていて、
天気予報が伊豆を参考にするといいとされています。
なんとなく南に出っ張っている半島という地形を想像すると、
それがわかってもらえると思います。

おなじ関東でも違うこと。
おなじ千葉県でもちがうこと。
おなじ勝浦でも違うこと。
・・・

そうやってどこまでも追っていくと、
微気象ということばにぶつかります。
読んで字のごとく、ほんのわずかな空間の異なる気象状態のことを言うのですが、
たとえば畑や庭みたいな場所でも、
あっちこっちで違う気象が展開されているのです。

この微気象というのは、非常に小さい範囲になので人間にはわかりにくいのですが、
虫や植物にとってみると大気象なのです。
たとえば50センチ程度の石があったとする。
石は土と違って熱しにくく冷めにくい。
ゆえにその石の付近は他と気温変化が変わってくるし、
その石の北側と南側でも、温度や風の吹き方が違ってくるのです。

こういった微気象を利用した植物の庭の形に、
スパイラル・ガーデンと言うのがあります。
スパイラル状に土を盛っていって、
一番高いところや低いところ、
日向になるところと日陰になるところを作って、
そこにそれぞれの場所にふさわしい植物を植えるのです。
たとえばハーブなどはその性質をうまく取り入れると、
いろいろな種類をわずかなスペースで作ることができるんです。

僕はこの、微気象ということばが大好きです。
同じ敷地内でも、どうしてこっちの花は枯れて、
あっちの花は育つのだろう?
みたいなことがよくあるのですが、
そこには多かれ少なかれ微気象という概念が関係していると思うのです。
同じように、去年は育った作物も、今年はダメ、
なんていうのも、土壌や日照、雨の関係だけでなく、
実はその場所の気象が、人間にとっては微妙に、
彼らにとっては一大事のごとく違っていたのかもしれません。

さて、今年の夏の僕の畑の成果はというと、
去年うまくいったなすとししとうがあまりうまくいかず、
トマトは少し皮が固いようでした。
そのかわり去年ダメだったオクラは元気で、
今日もたくさん取れました。

一つの作物だけ作ると、できたときとできなかったときの喜怒哀楽の差は大きいけど、
いろいろ作ると喜怒哀楽は標準化されてちょうどいい。
これ、家庭菜園のコツだと思います。

ところで、我がリトリートハウスの庭のキンモクセイはいまが満開。
玄関を出て左へ数メートル歩くと、キンモクセイのいい香りが漂ってきます。
風が吹くと玄関の中へと入ってきて、思わず嬉しくなる。

RIMG1776_convert_20131006171012.jpg

あ、匂いの風がここまで吹いているな、とか、
ここに風のよどみができているな、
なんてことが、同じ庭でもわかります。
微気象といっても、しょせん植物や虫の気持にはなれないのですが、
かろうじてそれを感じられるとすると、匂いなのかもしれません。





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