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ねりやかなやという楽園

奥様がお店を開いたというので、
そのご主人の空間デザイナーA木氏に誘われ、
友人のアーティストH氏とその店に行ってきました。

代々木駅から徒歩で3分程度のビルの地下1階にある
「ねりやかなや」というそのお店は、
鹿児島の食材にこだわった料理と鹿児島や奄美大島の
めずらしい焼酎などをズラリそろえた居酒屋ですが、
いわゆる郷土料理屋にあるような、
地元出身の人が集まって最後は故郷の歌を大合唱するような、
郷土愛を押し出したようなところはなく、
私のような福島出身の、ややもすれば敵じゃないか、
と思われるような人間もするりと入れる、
とてもフレンドリーなお店でした。

テーブルとカウンター合わせて33人が座れる席は皆満杯で、
静まり返ったビルの階段を下りてきた僕にとって、
そこは別世界のようなにぎやかな空間でした。

「黒ビールで乾杯しましょう。」
そういわれてカウンターに出てきた黒ビールでのどを潤しながら、
お通しをいただく。
おからときくらげの酢の物、と言えばいいのだろうか。

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なるほど!確かに普通のビールより黒ビールに合う。
なんとなく南の島らしいスタートだ。

次なる料理は、もちろんオススメの鹿児島料理をお願いしました。

すると出てきたのが、「いかなごの甘露煮」と「灰干しの干物(ぶりかま)」。

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「灰干し」という聞きなれない言葉の意味を聞いたら、
火山灰の中でじっくり寝かせた干し物のこと。
魚の組織や成分がかわることなく、臭みをとりうまみを凝縮させるその干物は、
いやはや絶品でした!
きびなごもやわらかくて甘くて、これまた酒が進みます。
こうなってくると、焼酎がほしくなる。

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カウンターに並んだ焼酎のビンの、
ユニークなラベルを楽しみながら、この店と同じ名前の
「ネリヤカナヤ」という焼酎をロックでいただきました。


さて、ほぼ同年代の男3人の話題はというと、
カメラの話に始まり、
旅の話、時計の話、自然の中で生まれ育った話、、、と、
要するに男だけにしか続かないような話ばかり。

「オリンパスのアートモードは楽しいよね!」
「リコーのGRはいいよね!」
「やっぱりレンズは単焦点でしょ!」
「一眼レフってやっぱりいいよ。」
「ブライトリングのこの重さがなんとも言えなくてさ。」
「ロレックスの青サブの昔の色はほんときれいだよね。」
「旅って、その過程が楽しいから旅するんだよね。」
「行列のできるラーメン屋に女性はいきたがるけど、
俺ら絶対行きたくないよね。」
「そんなことよりはずれても見つけるほうが楽しいよね。」
「雪かきのスコップ買いにいったら全然違うもの買っちゃって。」
「去年、斧にはまってさあ、福井からわざわざ取り寄せたよ。」
「蟻地獄みると、思わず蟻を入れたよね。」
「オニヤンマなんて最近見ないよね。」
「オレ昔、カマキリの卵を布団の中で孵化させておこられた。」
「具合が悪いとクマの胃なめたけど、その苦いこと!」
「実はクマの赤ちゃん2匹、飼ったことあったけど、死んじゃった。」
「オオサンショウウオ食ったけど、ありゃまずいよ。」
「ドイツ車のドアの閉まる重厚感って、なんとも言えないよね。」
「デジタル音楽ではトランスできないんだぜ。」
「結局こういうことって女にはわからないじゃん。
こてっれ男のロマンだよね。」

こんな話で3時間半。
気がついたらお客は我々ともう一組になっていた。
こんな話で盛り上がっているのを、奥様(女将)は知ってか知らずか、
またわけのわからん話を・・・とでも思っているのでしょう、
でも温かく笑顔で見守りながら、
時折「おかわりはいかがですか?」なんて合いの手をはさんでくれました。

「そうそう、この内装にもこだわってさ・・・。」
と、内装デザインを手がけたA木氏が、やっと立ち上がって店内を案内してた。

実はもと学習塾だった店内を居酒屋に改装するのは大変だったらしく、
厨房システムのみならず、壁も装飾も照明も、
何から何まで全部オリジナルで作り上げたらしい。
それがゆえに、A木氏のセンスがあちこちに光っています。

特に吉祥寺のアンティークショップで見つけた装飾品や電飾は、
鹿児島や奄美大島の素朴な南の感じとモダンさをうまく融合させた
不思議にほっとする空間を編み出してくれていて、
とても居心地がいいです。

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A木氏のセンスと奥様の絶品料理の腕前は、
男のロマンと女のロマンスがちょうどいい具合でハーモニーを奏でるかのように、
夢を見る男と現実を支える女のスクラムががっちりと組み合わさっているようで、
「ねりやかなや」とよばれる、”海の向こうにある楽園”は、
なるほど、ここ代々木の地下にあったのです。

「ねりやかなや」
●住所:〒151-0053 渋谷区代々木1-37-20 B1
●TEL:03-6300-6260
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 これうまっ!

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