スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 スポンサー広告

芸術家を生む瀬戸内海

勝浦のは太平洋に面しているので、
そのずっとずっと先はアメリカ大陸である。
目の前には大海原が広がる。
風が強い日など海が荒れていると、
海が陸に怒りをぶつけているようで怖くなる時がある。
海を信じちゃいけない・・・と思う。

その勝浦の海に比べ、瀬戸内海はなんて不思議なくらい穏やかなのだろう。
呉市の島や鞆の浦、尾道など広島の海道沿いを巡ると、
瀬戸内の海が暮らしの中に平然と入り込んで風景をなし、
街とともにあることをヒシと感じる。

RIMG2380_convert_20140622105344.jpg
これが、呉市御手洗町から瀬戸内を見た風景。

RIMG2411_convert_20140622110112.jpg
RIMG2400_convert_20140622110013.jpg
これは、鞆の浦から瀬戸内をみた風景。

RIMG2423_convert_20140622110624.jpg
そうしてこれが、尾道ロープウェイより瀬戸内を望んだところ。

こんな海に囲まれているのだから、街だってやさしい。

RIMG2388_convert_20140622105626.jpg
RIMG2389_convert_20140622105706.jpg
RIMG2390_convert_20140622105743.jpg
RIMG2396_convert_20140622105827.jpg

これらは全部、呉市の沖に浮かぶ島にある、御手洗という町。

どうやら江戸時代から昭和初期まで海運の要所として栄えた町のようで、
小路が網の目のように張り巡らされ、
大小の商家、茶屋、船宿、住宅、神社、寺院などが混在している様子は、
当時と全く変わらない。
平成6年に重要伝統的建造物群保存地区として国から選定されたようで、
その時が止まったかのような時間の流れに身をゆだねると、
方や四谷の毎日が嘘のように感じられる。

その海沿いに佇むカフェで一休み。
RIMG2382_convert_20140622105436.jpg

トイレを探して2階へあがると、こんな座敷があった。
RIMG2383_convert_20140622114211.jpg

海を舞台にたくさんの商人があつまり、昼夜問わずにぎわったんだろうな。
その喧騒が聞こえてくるようだ。

その座敷のさらに奥には、着物が飾ってあった。
RIMG2384_convert_20140622114310.jpg

隠れるようにひっそりと咲く美しい島の花が、
真っ黒に日焼けした海の男に恋をし、
やがて嫁いでいく。
瀬戸は日ぐれて、夕波小波~♪

そういえばこの辺では様々な文学や映画が生まれた。

小津安二郎の名作「東京物語」を始めとし、
「転校生」「時をかける少女」「あした」「男はつらいよ」・・・
なんてたって大林信彦監督が尾道出身らしい。

そして宮崎駿監督もここを舞台に映画を描いた一人。
「崖の上のポニョ」は、鞆の浦が舞台だった。

RIMG2399_convert_20140622105923.jpg

これは坂本龍馬が海援隊とともに利用した町家で、
宮崎駿監督のデザインにより宿兼カフェとして甦ったの「御舟宿いろは」。
この街の人々と一緒の暮らしの中に創作活動があり、
そこからポニョが誕生した。

瀬戸内の海は、なぜ日本人の創作意欲をかきたてるのだろう?

途中立ち寄った「蘭島閣美術館」の館長が、鋭い考察を述べている。

「瀬戸内の島に住み、海と光と風の変化の中に生きる人々は、
たとえ画家を生業にしていなくても、生まれつき光の画家、印象派である。
かれらは同じ海面、同じ島影が、日の出から始まって日の沈むまで、
ひとときも止まることなく、風姿を変えてやまないこと、
しかも一刻一刻の風景がため息の出るほど美しいことを、身体で知っている。」

瀬戸内の海は、人を芸術家にさせるチカラを持っている。
ああ、もっとあやかりたい・・・。
また来よう!










スポンサーサイト

 随想

- 0 Comments

Leave a comment

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。