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石堂寺

古寺巡りと言う趣味は僕にはないけれど、
勝浦に来てその面白さが少しわかり始めている。
房総は有名ではないけれど、隠れたエピソードの多い寺がたくさんある。

そのひとつ、南房総最古の寺といわれる、長安山石堂寺にぶらり行ってみた。
場所は南房総市、国道410号線を海側から山へ少し入った右側、
こんもりと小高く小さい山の中に佇む。

神亀3年(726)、僧・行基(ぎょうき)が聖武天皇の勅願により創建したといわれ、
創建当時は石塔寺、後に足利頼氏がこの寺で養育さたことから、
頼氏の幼名石堂丸にちなんで改名された。
室町後期建築の寄棟造の本堂をはじめ、薬師堂、多宝塔、
本堂に安置されている本尊十一面観音立像などは
国の重要文化財に指定されている。(るるぶ.comより)

実はここに安置されている観音様の顔が子どものように無垢で、
かといって浮世離れをしているようなほほ笑みもなく、
よくみると何かを伝えたいようにも感じられ、
僕はとても好きだ。
決して洗練されてはいないし、ちょっとブーちゃんかもしれないけれど、
有名博物館などでみるどの観音像よりも、こころをほほ笑ませてくれる。
これがその「十一面観世音菩薩」だ。(これも「るるぶ.com」より)

23231500a.jpg

ご開帳は平成26年とあって顔は見れないなあ・・・
と思いながらも、本堂の奥に安置されている観音様にズームすると、
ボケボケながらも顔が写真に映った。

RIMG2535_convert_20140721111249.jpg

あれっ?ちょっとちがうぞ。
こりゃだれだ?
これはこれでなかなかかわいいものがあるが・・・。

この石堂寺には、いくつかの建物群で成り立っている。

RIMG2530_convert_20140721113804.jpg

これは、薬師堂で、1575年(桃山時代)に建立。

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これは、十一面観世音菩薩が安置されている本堂で、1513年(室町時代)に建立。

RIMG2533_convert_20140721113942.jpg

そしてこれは、多宝塔で、1545年(室町時代)に建立。

この多宝塔のなかには、もうひとつのトピックスが隠れている。
「波の伊八」という彫刻家の作品があるのだ。
波の伊八と言う人は、江戸時代中期に活躍した、
この地方では”超”がつくほど有名アーティスト。
「関東に行ったら波を彫るな」と言わしめた彼の作品は、
安房を中心に上総、江戸へと五十を越えるが、
葛飾北斎の「富嶽三十六景」の代表作の1つ、
「神奈川沖浪裏」(これです)は、彼の作品に強い影響を受けているといわれている。

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中を見れないか、誰かに聞こうとおもったが、ひっそりとだれもいない。
静寂の中に蝉の鳴き声が遠くから響くのみ。
まあ、それは次回の楽しみとして、
今回はタイムスリップしたかのような、
歴史のロマンの木陰で一休みしよう。


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 勝浦だより

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