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子供のビデオ

週末を、久しぶりに東京で過ごす。
めずらしく二人の子供も家にいて、
一家4人、ダラダラとリビングで過ごした。

僕はまず、ギターの弦を3か月ぶりに張り替えた。
今回は、DADDARIOの弦にしたが、
キラキラ光るような音色でやさしめのストロークにぴったりだ。
僕のヘッドウェイとも相性がいい。
気に入った!
いい音色を聴くと、すーっとこころが浄化されていくのがハッキリわかる。

午後、暇を持て余した息子が、自分たちが小さかったころの
記録ビデオを本棚から引きずり出して見始めた。
上の娘が4歳、下の息子が2歳のころ、
豊洲のマンションに住んでいた時の映像だった。
11月から12月に撮られたもので、
公園の砂場やブランコで遊ぶ二人、
時々子供たちに目をやりながら、クルマを洗う僕。
この時乗っていたのは、1988年型の911カレラ。
ピカピカに磨き上げているのには理由があった。
二人の小さい子供がいる家族には、911はあまりに不便すぎて、
維持費もかかるので、三菱チャレンジャーというSUVに
買え変えることが決定し、数週間後にはもう別のオーナーに行くことが
決まっていたときで、
911で最後の家族旅行へ出かける直前だったからだ。
いつまでもピカピカの思い出にしたかった。
その旅先での子供たちの姿も、映像には続いていた。
旅館ではしゃぎまわる子供と、馬鹿みたいに楽しそうにじゃれあっている僕。
それを余すことなく撮っている妻。
どうみたって幸せを絵にかいたような映像だけど、
この頃を振り帰ると、僕はここにいてこんな仕事し続けていていいのだろうか、
なんてことばかり考えていて、こころは鉛のように重くて、
それを振り払ってくれていたのは子供たちの小さい笑顔だった。
茶碗を洗ってピースする娘に、
割り箸を割ろうとして指をはさんで泣く息子。
その後、義母が白血病で亡くなり、
僕たち家族は四谷に引っ越し、
僕は会社を辞めひとりで仕事を始め、
三菱チャレンジャーに15年乗り、
妻は働きに出て家計を助けてくれた。
どっかりとソファーに寝そべってマンガ読んでる娘は、
今年社会人1年生になって働き始めた。
床の上に腹を出して寝っ転がって自分の過去を笑っている息子は、来年社会人1年生だ。
映像に映っている天使のような姿が、どうしてこうなってしまうのか、
本当に子供の成長とは嬉しくもあり、失望でもあるのだが、
その成長に支えられて、僕は息を切らせながらもなんとか人生の山登りできているんだと思うと、
たとえようのない不思議な涙がこぼれた。

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 勝浦だより

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